Linux コンソールを 回転モニターで利用する方法。

かなり、まにあっくかも。


会社のデスクトップは DELLのやつでモニターが回転できるタイプなので、ほとんど回転して縦長にして使ってる。

コーディングしたり、PDFマニュアルみたり、Webみたり、Wordでドキュメントしたりするときも縦長の方が何かと便利。


で、このデスクトップはデュアルブートにしてあって RHEL5 が入ってるんだけど、縦長表示にする方法がわからなくて、

Linux で起動するときは 横長にしてつかってた。でも、やっぱめんどくさいので、縦長にする方法を調べてみた。

Kernel Update

RHEL 5(5.0) とか CenOS 5.0 の kernel 2.6.18-8.1.x はフレームバッファコンソールが kernel config的にdisableになっているので、フレームバッファの解像度指定すると、ブラックアウトするというのは有名なバグ。
ref: 236195 – vga= values result in black screen


RHEL 5.1用の kernel 2.6.18-53 では直ってるっぽいので、それにアップデート。

自分は SRPM 落としてきてビルド。ついでに kernel の CPU 設定を

CONFIG_M686=y

から

CONFIG_MPENTIUM4=y

に変更。たぶん、パフォーマンスアップしてるはず。

Kernel パラメータ

カーネルをアップデートするとフレームバッファが使えるようになってるので、grubコマンドラインvga=795 (SXGA, 32bit)を。

さらに、縦長にしているので Linux Kernel Documentation :: fb : fbcon.txt を参考に、

... vga=795 fbcon=rotate:3

で設定した。

縦 1280 x 横 1024 も解像度あると、GNU Screenで3分割くらいしてもまだ余裕。スバラシ。


ちなみに、DELLモニターは左 90° 回転なので、 Windowsだと Intel/nVidia/ATI どれでも回転指定は 90° でいけたんだけど、FrameBufferだと 270° 設定になるみたい。

最初、『90° だろ』とおもって "rotate:1" とかやったら、上下反転して出力された。。。右90° 回転のモニターってあるのかな。


あと、今までの経験上 FrameBuffer使ってる人って案外少ない。前にある会社のデータセンターな仕事したときも 17inchのコンソールつけているのに VGAで作業してたなぁ。。

けっこう知らない人多いのかな。