Rd.15 Japanese GP


まず、正直なところ残念なレースだった。
雨が降ったことで、FISCOのロングストレートでスリップストリームを活かした高速バトルをほとんど見ることもできなかったし、レースの1/4がセーフティーカーだったのもほとんど路面の状況が変わらなかったのを考えると、もっと早く通常のレーススタートを切っても良かったと思う。


ベッテルは非常に惜しかった。
彼にとって初表彰台は、アロンソの持つ最年少表彰台記録(21歳237日/2003年マレーシア)を大きく上回るチャンスだった。ただ、今回予選でも決勝でも素晴らしい走りを見せたのは事実である。今回のヒーローは間違いなくベッテルだろう。
またこのようなチャンスがすぐに来るかはわからないが、これからの活躍に期待したい。


そして、チャンピオンシップは大きく流れがハミルトンに傾いた。ライコネンの3度目の正直でのチャンピンシップ制覇はもはや現実的ではなくなった。
アロンソにしても、12ポイント差は追いつける限界というところだろう。唯一の救いは今後の2レースは、ハミルトンにとって未知のサーキットであるということである。
アロンソがまだチャンピオンシップへの執念を持って残り2レースを戦っていけるのかにかかってくるだろう。