Rd.8 France GP

今回のレースはフェラーリの好調さが目立ったレースだった。最近3レース、マクラーレンメルセデスに全く歯が立たなかったのがうそみたいなレースだった。

まずライコネン。これまで開幕戦以降、マッサの影に隠れて目立った成績も残してなかったが、今回は燃費とペースをうまくコントロールしてピットストップを遅らせることで勝つという、彼らしい見事なレースだった。ただチャンピオンシップを考えるとトップとの差を縮めたとはいえ、まだ22ポイントも離されており黄信号だろう。連戦となるシルバーストン、ニュルブルクリンクをどう戦うかにかかっているといえる。さてどうなるだろう。


次に、マクラーレンメルセデス。今回は精彩を欠いていたという言葉に尽きるだろう。ハミルトンは予選で2位になったものの、燃料搭載量が少なかったのは明白だったし、アロンソにいたってはトラブルの連続で戦う以前の問題だった。レースでもハミルトンはフェラーリについていく事ができなかったし、アロンソハイドフェルドフィジケラオーバーテイクするのが精一杯だった。
問題なのは、このフェラーリに対する競争力の低下が今回特有なのか、そうでないのか。。連戦のためレースとレースの間にテストができない、そのため、後者であればこの3連戦でチャンピオンシップのアドバンテージを一気に失う危険性がある。シルバーストンでは、再びスピードを取り戻していることを期待したい。