Rd.4 Spanish GP


SuperAguri F1 Teamにとっては最高の日曜日になったことだろう。今から18ヶ月前に動き出した彼のチームは、22戦目にしてようやく最初の結果を果たす事ができた。おめでとう。

今週末のスーパーアグリ勢は金曜からタイムチャートの上位に位置していて好調さを予想させる前兆はあったが、予選では燃料トラブルにQ3への望みを絶たれる結果となった。
しかし、決勝ではスタートを無難に切り抜けて、途中ライコネンハイドフェルドトゥルーリがトラブルで脱落し、中盤はバリチェロと9位争いを制し、終盤は予定外のピットストップで後退したフィジケラの追撃を振り払っての8位フィニッシュとなった。
上位勢のトラブルに助けられたとはいえ、すばらしい結果だろう。


また、5位に入ったクルサード。今シーズンこれまで精彩を欠き苦しんできたクルサードレッドブルにとって、ひとすじの希望が差し込んできたことだろう。もともとバルセロナは中高速コーナー中心のため、エアロダイナミクスの天才 A.ニューイが設計したRB3がこのコースに向いていることによる結果なのかもしれないが。

次戦以降、エアロダイナミクス面にも手を加えてくると言われているので、おそらく今後はレッドブル勢はこのくらいのポジションをコンスタントに狙えるのではないかと思う。なにしろ、90年代以降のデザイントレンドを作り上げた張本人と昨シーズン安定した強さをほこったルノーエンジンの組み合わせである。とりあえず、昨年素晴らしい結果を残せたモナコでのパフォーマンスに注目すべきだろう。