Rd.3 Bahrain GP

順当な結果になった。
唯一の誤算はアロンソが予想以上にセットアップに苦しんでタイムがあがらなかったことだろう。
シーズン前から言われてきた、アロンソマクラーレンメルセデスのマッチングはまだ十分ではないということなのだろう…。次戦までは1ヶ月近く空いてるので、その間のテストで"赤いクルマ"とのマシンの差が縮まることを期待しよう。そして、アロンソとMP4/22とのマッチングの改善も。


また、中盤以降は多少マッサと差がついていったとはいえ、ハミルトンの走りには目を見張るものがあった。特に第1スティントではマッサと燃料搭載量の差があったとはいえ、ファステストを連発してマッサに引き離されずに1秒差を維持し続けたのは大したものだと思う。


あとは、ハイドフェルドの健闘。これまでの2レースでは、マクレーレン・メルセデスフェラーリに大きく差をつけられる結果だったが、今回はアロンソを抜いただけでなく、ライコネンからも3秒差でフィニッシュしたのは、大きな進歩だと思う。
ファステストラップでもアロンソライコネンに遜色ないタイムを出している。これは、トップスピードに長けたBMWザウバーのマシン特性が、低速コーナーとロングストレートを中心とした"Stop&Go"タイプのこのサーキットにプラスに働いた可能性は十分考えられるのだが…。
次戦の開催地である中高速コーナーに富んだバルセロナでも今回と同様のパフォーマンスを出すことができたら、チャンピオンシップ争いに絡んでくる可能性を考えなくてはならないだろう。


最後にレッドブル。開幕前はニューウェイの失敗作といわれたRB3だが、ウェーバーが予選で3戦連続でQ3まで残り、レースではリタイヤするまでクルサードが後方からいい走りを見せていた。
相変わらずトラブル続きで結果がついてこないのが残念だが、ルノー勢と互角のラップタイムを刻めているあたり今後が楽しみなチームである。