Development Environment Conference いってきた

個人的な感想を。

1. naoyaさん「はてなと私の開発環境」

はてなの開発風景は、「週間はてな」とかスタッフ日記とかでかなり公表されてるから結構知ってはいたんだけど、naoyaさんのPowerBookが"銀のipod(3kg)"になってたり、ダイエットにjoda(ロデオともいう)が入ったりしてるのはさすが。
面白かったのは、bash/CVSを使うのは小学生まで…という話。個人的にはzsh/Subversion派なので爆笑しました。
それと自宅にもSubversion+sshtrac入れてごにょごにょしてるという話。雑誌の原稿とかもSubversionに入れるっていうのは、この後にも何人かいたので今度考えてみよう。
あと、GNU Screenの話。あまり自分はシェル上で開発しないから、ターミナルの画面を分割する必要性はそんなにないんだけど、設定とかするときあると便利だから、試してみよう。

2. malaさん「 Agile Web Development with 萌ディタ Reloaded」

malaさんはネタとかを話に入れるのがうまくて、一番爆笑が起こってたように思う。perlの本にJavascriptのこと書いてる件とか、ライブドアカードの件とか。
Auto Hot Keyでよく使うコマンドとかAHKスクリプトで.exeにして、bluewindとかボーナスで支給されたライブドアポイントで買った(?)お気に入りキーボードに割り当てて使ってるとか。
あとは、萌ディタとブラウザ連動させてCSSだけリロードするようにhackして、はてブとかでデザインをめちゃくちゃにするデモしたり、途中 RubyってWEBrick動かすためのやつだよね -> Railsとかおおげさ ていうかWEBRickでよくね -> それWEBrickでできるよ みたいな話もあって爆笑だった。
最後にライブドアの技術者募集ってことで、質疑応答で手をあげるとライブドアに(ry っていうフリもあって、なかなか質問が出なかった罠とか。

3. secondlifeさん「windows environments and vim

secondlifeさんは、前半はWindowsのソフトの紹介。途中シフトムーブを紹介するところでFirefoxがおかしくなって、一時中断にw。
"英辞郎"を紹介してたけど、今回も英単語でいくつか迷言を残したりして、ほかの発言者から突っ込まれてたりしてたww。
後半はvim。いきなり、"全世界で開発者がもっとも使ってる(らしい)、至高のエディタ"とか言って、いきなり"ホントかよ"とか突っ込まれたりしたけど、その後は"ゾーン"(ヘブン)に入った感じで、ひたすらvimのよさを語ってた。途中、"操作がパズル的なとこがvimの面白さ"とか言ってたところは特にそうだったんだけど、参加者の反応がビミョー静かだったような…。気のせいかな。。

4. 高林さん 「Binary Hacks in Action」

今回のイベントが開発環境の話というのを勘違いして、バイナリ2.0なプレゼンを準備してきた高林さん。たしかに冷静に考えると、ほかとは毛色が違うけど、WEBrickが話に入ってたりして結構面白かった。straceとかgdbは今度試してみようかな。ライブパッチする機会は自分はなさそうだけどw

5. miyagawaさん 「Vox/Plaggerの裏側見せます」

個人的には一番キターって思ったのがmiyagawaさんの発表。
まず、miyagawaさん自身の開発環境の話。CoLinuxじゃなくて VMWare Player使ってたりしたのは意外だった。あと、consolasフォント。vistaから…というかVisualStudio 2005から入れられるみたいだから、今度ごにょごにょしてフォントだけ(ry。あとは tschをカスタマイズして使ってるとか。
voxの開発環境は CentOS 4のx86_64でサーバ上にXenを立てて、仮想的に各開発者で環境分けてるとか。あと、ソフトはCPANも含めて全部RPM化してるのはオドロキ。RPM化してyumレポジトリ立てて配布とか。あとはSubversionでコミットメールとか。
plaggerは、"暇なとき作って、気が向いたらリリース"。あとはテストドリブンでテストの実行とレポーティングとかCPANに上げるのも全部スクリプトで自動化しているという話。
最後はsvkで、飛行機で移動してるときもhackしたいけど、"あとでまとめて"じゃなくて、ちゃんとコミット粒度を小さくするためにsvkでオフラインでもコミットできるようにするとか。すごいのは、途中でCPANモジュール足りないとか避けるために、cpan::mini(minicpan)使って、CPANモジュールを全部ローカルにミラーしておくとか、さらにはwikipediaまでミラーしとくとか。history入れなければ1.6GBとか2GBとか…ってmiyagawaさんはさらって言ってたけど。svk今まで謎だったから、参考になりました。

6. 青木さん 「オレポータビリティ」

まず、文型大学生なのに Rubyのメンテナやっているという件。自分も文型大学生だったけど、そんな人は周りにいなかった。。やっぱいる人はいるんだなぁ…と。
最初は自宅の開発環境の話。一見フツーの部屋なんだけど、本棚には本満載で、デスクの横にはサーバ満載。で、プラットホームは、x86, x86_64, alpha, sparc, powerとそろってるよと。面白かったのは、テンキーがスペースとって邪魔だからノコギリで取っ払ったって話。
で、次にPC上での話。プラットホームがいっぱいあって、それぞれに違いがあって設定を共有できなかったりするから、逆にカスタマイズをできる限りしないでいいように、自分がどんな環境でも開発できるようにするという逆転の発想。ruby, Cコンパイラ, zsh, vi, CVS/Subverion, それと自作ツールだけあればいいとのこと。
あとは、/usr以下の構造は共通化しておくとか、ホームディレクトリはバージョン管理で共有するとか。自分であつかう台数増えてくると、こういうシンプル志向の方がいいかもしれないなぁ…と思った。
最後は質疑応答で、20台くらいあるサーバで一番どれが気に入ってるかとか、一ヶ月の電気代は?とか、全部つけるとき空調は -> 冬にww
とか面白かった。


個人的には、言語的に開発ツールはEclipseなのでvimとかemacsの部分はあんまりピンとこないんだけど、Viewまわり作ったりするとき萌ディタみたいに連携できるようにしたり、miyagawaさんがplaggerでやってるようにテストを自動化したりとかそういう工夫はすぐにできそうだから、考えていこうと思う。
いろいろ紹介してあったソフトは、あとで見てみよう。個人的にはあんまりツールバーが何段もなったりとかタスクバー常駐とかはそんなに好きじゃないんだけど、便利なものもありそうだし。
あとは Subversionをどこまで使うとかとか。けっこう設定ファイルを管理してチェックアウト->シンボリックリンクしてるって人多かったから。いつもサーバの設定するとき sftp とか scp でコピーとかいうのもどうかなぁ…とおもうこの頃だし。


最後に。スタッフのみなさん、デジハリさん、おつかれさまでした。