Rd.13 Hungarian GP

予選でのペナルティ、突然の雨、数々のアクシデント。近年まれにみる波乱レースで勝利をつかんだのは、バトン/Honda F1だった。今シーズン、レースでの"ていたらく"ぶりから、ないと思ってたのにまさかの優勝。Honda第3期での最初の勝利で、バトンにとっては自身初勝利となった。バトンはエンジン交換で10グリッドダウンまで受けているのに勝った。ミシュランのウェット性能が明らかにアドバンテージがあったこと、ライコネンのアクシデントでセーフティーカーが入ったことでアロンソとのギャップが帳消しになったことが大きいように思う。今回意外なことにラップタイムも十分速かったことも、それが原因かどうかわからないけど、アロンソ/ルノーに大きくプレッシャーをかえることができたように思う。ともかくおめでとう。

とても残念だったのはライコネン。ポールスタートでアロンソとの戦略の差があったとはいえ、十分勝利を狙える位置にいたのに、まさかのアクシデント。もったいない。デラロサはまぁまぁ。スタート位置やレース中の順位を考えると、トップでゴールしていてもおかしくないはずなのに。それを考えると2位は及第点といったところだろう。

あとは左近。2レース連続で1周もせずにリタイヤというのは。テストドライバーとして経験豊富なモンタニーと比較するのはフェアじゃないけど、ちょっと問題だと思う。次回は新車用の正式なフロントサスペンションも投入されるのだから、がんばってもらいたい。