Rd.6 Spanish GP

スペインGPは、完全にルノーフェラーリの一騎打ちだった。スタート直後から、ほかのチームを一切寄せ付けず、この4台はまったく別次元でレースをしていた。

アロンソは、序盤から大量のリードを築いて、ピットストップ後にM.シューマッハフィジケラを抜いたあとも、まったく付け入る隙を見せなかった。ここ2レース、序盤にリードを築けず、ピットストップで抜かれるレースが続いていたアロンソ&ルノーとしては面目躍如といったところだろう。

対して、フィジケラの冴えの無さには、どうしたものかと思う。今回も予選やスタートこそ良かったものの、それ以降はM.シューマッハに抜かれ、マッサと3位争いをするという結果になった。
来シーズンのルノーは、M.シューマッハライコネンが移籍してこない限り、彼が1stドライバーになるのは間違いない。ただ、彼にチャンピオンシップを争える力があるのかは、極めて疑問に思う。次回は彼が最も得意とするモンテカルロ。ここ数戦、アロンソに完全に水をあけられている分を取り返してもらいたい。

マクラーレンは、残念ながらルノーフェラーリと争える競争力はないことがこの2レースで明らかとなった。ライコネンの5位は、現状自力で届く最大の結果なので、仕方ない。アロンソ&ルノーとチャンピオンシップの差は開いてしまったが、まだマクラーレンの実力であれば、届く可能性は残っているだろう。次戦以降に期待したい。