Rd.14 Belgium GP
今シーズンのチャンピオンシップ・タイトルのひとつが、スポーツマンシップではなく、政治力によって終結することになった。
非常に残念であり、失望の念を禁じえない。
マクラーレン・メルセデスにとっては 8年前の悪夢の再来といったところだろうか。
1999年シーズンもFIAの裁定によってコンストラクターズタイトルを失っている。
そして、マクラーレン・メルセデスがフェアなチームであることを願っている。
さて、レースを振り返ってみよう。
トップ4については事前の予想通り、トルコで優勢だったフェラーリがここでもマクラーレンを圧倒してみせた。
マクラーレン・メルセデスとしては、3-4に入って今回もダメージを最低限にとどめたのが評価できるところだろう。
中堅以下は非常に接近していた。予選でも決勝でもスーティルがトゥルーリを押さえ込んだり、佐藤琢磨がバトンをオーバーテイクしたりと、これまでになく激しいレースだった。
このところ数レース見ていて思うのは、V.リゥッツィがかなりがんばっているように思う。今回も予選はQ2まで残り、レースでもライバルであるスーパーアグリやスパイカーを引き離して結果を出しているのは、素晴らしいと思う。
来年トロロッソにシートはないが、どこかで活躍することを期待したい。