Rd.11 French GP
今回もアメリカGPと同様に、ブリジストンの優勢が目立ったレースだった。
レースは、M.シューマッハが序盤に築いたリードを守り抜いてポールトゥウィン。2位にはアロンソが意地で入って、3位はアロンソとの戦いに敗れたマッサ。4位にラルフ。5位にライコネン。6位はほとんど単独で走っていたフィジケラ。7位はオーバーテイクしまくったデラロサ。8位にハイドフェルド。
ルノーは今回もまったくフェラーリに絶対的な速さで負けていた。予選でもレースでも。レースこそマッサとのピット戦略の違いをいかして2位に入ったことで、ダメージを最低限にとどめることはできたが、ここ2レースで後塵を拝する展開になっているのはいい状況ではない。チャンピオンシップポイントは17点差、コンストラクターズは20点差になった。
マクラーレン・メルセデスは少々残念な結果だった。ファステストラップではデラロサが3位、ライコネンが4位に入っていたとおり、速さはありながらも結果に結びつけることができなかった。デラロサはウェーバーに、ライコネンはラルフに最初のピットストップまで抑えられ、ライコネンはピットストップ後にラルフとトゥルーリをオーバーテイクしたものの、タイヤトラブルで予想外のピットストップを強いられたことでそれも水の泡になった。
ブリジストンの好調ぶりが気になるが、ホッケンハイムではマクラーレン・メルセデス、ルノー、フェラーリの3チームによる接戦を期待したい。