Rd.2 Malaysian GP

今回のレースは、チャンピオンらしい、安定したレースをしたルノーが見事1-2フィニッシュを飾った。
やはり、今年もチャンピオンシップはルノーを中心に進んでいくことは間違いないようだ。


ルノーと優勝争いをするはずだった、K.ライコネンとウィリアムズ勢が早々にリタイヤしてしまったことで、ルノーが楽になったのはいうまでもない。


今回のレースで、Hondaレーシングの性能がまだルノーマクラーレンフェラーリと互角に争えるほどは十分にないことが明確になった。
前回も今回も予選は良かったものの、結果がそれに結びついていない。その原因はピットストップ後にラップタイムが落ち込んでしまうことにある。
今回も、1回目のピットストップ後、本来燃料が多いはずのF.アロンソにギャップを縮められたことで、2回目のピットストップで逆転されることとなった。
BAR/Hondaレーシングのマシンは、これまでもレースペースの低迷に悩まされることが多かった。
モナコハンガロリンクを除けば、レースペースの低迷は致命的である。
タイヤの使い方に問題があるのか、シャシーがタイヤに厳しいのかはわからないが、これを改善しない限り、実力で勝利をもぎ取ることは難しいと思う。


あと、日本勢では佐藤琢磨は良くがんばったと思う。対リウッツィとの勝負ではやや強引なところもあったが、4年前のシャシーで互角にバトルしていたのは素晴らしいと思う。次戦は井手有冶にも活躍を期待したい。