Japanese GP

今年の日本GPは、久々に白熱した日本GPだった。
2003年に130Rが改装されてから、シケインでのオーバーテイクさえほとんど見れない状況だったが、今年は数多くコース上でのオーバーテイクを見ることができた。

特に、ライコネンアロンソは異次元の速さだった。かつて、ハッキネンとM.シューマッハが見せてくれた光景を思い出してしまうほどだった。

本当に素晴らしいレースを見せてくれたと思うし、このドライバーズ・サーキットで、2人がいかに速いかを確認することもできた。


対して、佐藤琢磨モントーヤ。彼らには、「がっかりした」というほかない。
琢磨は1コーナーのコースアウトが全てだった。トゥルーリとの結末は"おまけ"でしかない…。

モントーヤはこれで何度チャンスを逃したのだろう。少なくとも今回以外にも、カナダ、ベルギー、トルコでルノーに貢献してしまっている。ベルギーとトルコについては、モントーヤのバックマーカ処理の不注意にも責任があるだろう。今回も焦らずにいけば、何ポイントかは貢献できたはずなのに…。


あとは、M.シューマッハが印象的だった。必死にアロンソを抑えようとしている姿に現在のフェラーリと彼の現状が表れていたし、哀愁を感じるものがあった。本人は来年のチャンピオンシップに意欲を燃やしているが、以前ほど言葉や態度に勢いが感じられなくなった気がする…。とうとう来年限りなのか、さらに2年続けるのか…。そんなことが気になってきた。